
MT5・EAが動かないときの逆引き──症状別の診断フロー
「EAが動かない」「回線不通と出る」「ログインできない」「注文が出ない」──MT5でつまずく症状を、原因の切り分け順に沿って逆引きできるページです。9割は同じ数カ所でつまずくので、上から順に確認すれば大半はここで解決します。
MT5とEAのトラブルは種類が多そうに見えて、 実際につまずく場所はほぼ毎回同じ数カ所です。 このページは、症状から原因へ最短で辿り着くための逆引きです。 自分の症状の見出しへ飛んでください。
症状1:EAをチャートに入れたのに、何も起きない
一番多い症状です。原因は上から順に潰します。
① チャート右上のマークを見る
EA名の横のマークが状態をそのまま教えてくれます。 EAが動いている状態のマークになっているかをまず確認してください (動いていない場合、マークの表示が変わります。マークの意味はMT5のバージョンで 表示が異なるため、EA名の横に何が出ているかをそのまま次の②③と突き合わせます)。
② 全体の「自動売買」がオンか
上部ツールバーの自動売買ボタンが緑になっているか。 赤なら全体スイッチがオフで、どのEAも自動発注できません(EA自体は 計算を続けますが、注文だけが止まります)。クリックで切り替わります。
③ そのEA個別の許可がオンか
EAのプロパティ(チャート上で確認)で**「自動売買を許可する」に チェックが入っているか。②と③は独立した2つの許可**で、 片方だけでは動きません(初回起動の手順5で詳述)。
④ ツールボックスの「エキスパート」タブを読む
下部ツールボックスのエキスパートタブに、EA自身のログが出ます。 ここに赤字やエラーが出ていれば、原因はほぼその行に書いてあります。 読めない英語でも大丈夫です──その行をそのままAIに貼ってください(後述)。
⑤ 「動いているのに注文しない」は、正常の可能性
EAは条件が揃うまで何日も注文しないことがあります。 故障と区別する方法は初回起動の記事の ログ確認を参照してください。ログが流れていれば、EAは生きています。
症状2:右下に「回線不通」と出る・チャートが止まっている
MT5がサーバーとつながっていない状態です(切断時の表記はバージョンにより 異なりますが、右下の接続表示とチャートの停止で分かります)。
| 確認 | 内容 |
|---|---|
| 1. ネット接続 | ブラウザで適当なサイトが開くか。開けなければMT5の問題ではない |
| 2. サーバー選択 | 右下の接続表示から接続先を確認。見つからなければ**[ファイル]→[口座開設]でブローカー名を検索**し、口座のサーバー名と一致するものを選び直す |
| 3. デモ口座の期限 | 業者によってはデモ口座に有効期限があります(業者比較の表参照)。期限切れ時は新しいデモ口座が自動作成される場合があり、されなければ再作成する |
| 4. 業者側メンテナンス | 週末・早朝はメンテナンスで接続できない時間帯があります。土日は相場自体が閉まっています |
症状3:「無効な口座」と出る・ログインできない
入力する情報は3点セットで、どれか1つ違うだけで入れません。
- 口座番号(ログインID)──メールアドレスではありません
- パスワード──ここで注意。口座には取引用(メイン)と閲覧専用(投資家)の 2種類のパスワードがあります。投資家パスワードでログインすると、 接続も閲覧もできるのに取引(発注・決済)だけができないという紛らわしい状態になります
- サーバー名──同じ業者でも複数あります。口座開設メールに書いてある 名前と完全に一致するものを選びます
3点とも口座開設時のメールに書いてあります。見つからなければ 業者のマイページから再発行できます。
症状4:注文だけが失敗する(接続はできている)
エキスパートタブ・操作ログに出る代表的な原因です。
| ログの表示(代表例) | 意味 | 対処 |
|---|---|---|
| No money(コード10019) | 資金に対してロットが大きすぎる | 銘柄仕様の最小ロット(多くは0.01)まで下げて再確認 |
| Invalid stops(10016) | SL/TPが現在価格に近すぎる等 | 業者の最小ストップ幅を確認。EAの設定値を広げる |
| Market closed(10018) | その銘柄が取引時間外 | 土日・早朝が代表例。銘柄仕様の取引時間を確認して待つ |
| Trade disabled(10017)/ AutoTrading disabled(10026・10027) | 口座・サーバー・端末のどこかで自動売買が無効 | 症状1の②③と、業者側の口座設定を確認 |
| Invalid volume(10014) | ロット数が銘柄の条件に合わない | 最小・最大ロットと刻み幅を銘柄仕様で確認 |
エラーコードの完全な一覧は MQL5公式のリターンコード表にあります。 ただし表を暗記する必要はありません──次の方法があるからです。
万能の最終手段:ログをそのままAIに貼る
このページに載っていない症状でも、解決手順は同じです。
MT5でEAが動きません。エキスパートタブのログを貼ります。
原因の切り分け手順を、初心者向けに1つずつ教えてください。
(ここにログをコピペ)
エラーメッセージは翻訳も要約もせず、そのまま貼るのがコツです。 番号や英語のまま貼るほど、AIは正確に原因へ辿り着きます。 Claude Codeなら、ログファイルを直接読ませて 調査から対処まで任せることもできます(活用10選の#7)。
症状早見表
| 症状 | まず見る場所 | 詳細 |
|---|---|---|
| EAが何もしない | 自動売買ボタン(全体)とEA個別許可 | 症状1 |
| 回線不通 | サーバー再スキャン・デモ期限 | 症状2 |
| ログインできない | 3点セット(番号・パスワード種別・サーバー名) | 症状3 |
| 接続OKなのに注文されない | 投資家パスワード疑い→エキスパートログ | 症状3・4 |
| バックテストが変 | テスト設定のスプレッド・期間 | バックテスト入門 |
| 24時間動かしたいのに家のPCが | VPSという選択肢 | VPSの記事 |
次に読む
→ EAをはじめて動かす手順(正常な状態の作り方) → Claude Codeのトレード活用10選(調査ごと任せる)
※画面の名称・表示はMT5のバージョンや業者により異なる場合があります。 記載内容は一般的な確認手順であり、個別環境での動作を保証するものではありません。
最終更新: 2026-08-19